難聴

片耳難聴者が感じる日常生活の苦労

こんにちは。YouSayです。

僕は、中学3年生の時に左耳の神経性難聴だと分かりました。

 

それまで体に悪いところがなく、健康な体で生活が出来ている!と思っていた僕が難聴者と分かってから、非難聴者の方との生活する上で感じた苦労をまとめてみました。

「片耳難聴の人ってこんな気持ちなんだ」と少しでも知っていただけると嬉しいです。

 

 

難聴の特徴はそれぞれ違います。

難聴には大きく分けると3種類あります。

・伝音性難聴

・感音性難聴

・混合性難聴

・補聴器をつけている方に多い【伝音性難聴】
・補聴器等をつけていない片耳であったり手話の方に多い【感音性難聴】
・ご高齢者に多いのが【混合性難聴】

このように分かれます。

 

僕は、見た目ではわかりづらい【感音性難聴】の中に部類される【神経性難聴】を持っています。音を感じる内耳またはそれよりも奥の器官での神経障害が原因になっています。

 

この【感音性難聴】では補聴器をつけても、正常な方に近い聞こえがすることができないため、手話や筆談といった方法で相手とのコミュニケーションをとります。

また、手術も例が少いようで、聞こえるようになるまで治す方法もほとんどありません。

 

難聴で苦労すること

両耳難聴の方と片耳難聴の方では音の聞こえ方が変わりますが、基本的には音が聞こえない、もしくは聞こえづらいと言えます。

難聴の度合いによれば、高架下やクラブハウスのような大音量のところでかろうじて聞こえるかもしれませんが、「全く聞こえない」と言われる方が多いです。

補聴器をつけられている方だと、声量の弱い方などと話す場合は少し聞こえづらかったりします。

僕は左耳が難聴を持っているので、左耳からはほぼ音や声は聞こえません。
右耳は正常なので生活するうえでは困りません。

 

ただ、片耳だけ聞こえる上で「誰かと対話」をする場面では、苦労することが多くあります。

 

僕の場合は右耳がまだ聞こえるので【難聴を持っている】と気づかれにくく、これまで生きてきて、相手から難聴だと気づかれたことがありません。

僕が「音が聞こえない」と伝えるまで、親ですら気づかなかったくらいです。
それだけ片耳難聴の場合は相手に気づかれにくい。

 

両耳難聴の場合、難聴の種類にもよりますが補聴器をつけられていたり、会話手段が手話や筆談であれば、相手が「難聴者」なのかな?と気づけるかもしれません。

 

しかし、片耳の場合は普通に会話できることが多いので「難聴者」と気づかれにくいのです。

 

普通に会話できるなら問題ないんじゃない?って思うけど・・・

 

ただ、ここで苦労するのは聞こえない耳の方から話しかけられること。

 

「ん?」「もう一度いっていただけますか?」と聞き返すことが多くなります。

特に人が多く集まる席であればあるほど、聞き取りづらくなります。

社会人になってお酒の席が増えてからは、特にストレスになりました。
話が聞こえづらいから聞き返すのですが、何回も聞き返されると相手も嫌な気持ちになるから・・・と「聞こえている体」で返事をしてしまったことが数えきれないくらいありました。

 

「音がない世界」か「音が鳴り続ける世界」にいる

左耳の神経性難聴で音が聞こえない事に合わせて、僕の右耳は「耳鳴り(耳鳴)」が365日しています。

これは、中耳炎を患った時から始まったのですが、難聴と違い24時間。365日音が鳴り続けています。しかも治療法がないと担当医から言われたので人生の最後まで付き合わないといけないんです。

 

左耳は音がほとんど聞こえない。
右耳は「キーン」というモスキート音のような音がする。
「音がない世界」「音が鳴り続けている世界」はそれだけでもストレスが大きい。

 

皆さんが想像しやすい例でいうと、「音が聞こえない世界」は寝る前の電気の消えた真っ暗で静かな状態。
あの状態がずっと続きます。

また「音が鳴り続ける世界」はイヤホンでモスキート音をずっと再生している感じです。
これは同じ病気を持っている方で様々ですが、この状態が一生続きます。

 

もう難聴と耳鳴が併発して10年経ちますが、耳鳴の音は少し大きくなっています。

薬を飲んでも抑えられない。

 

「いつ、聞こえなくなるのか」という恐怖と隣り合わせで人生を送っています。

 

「難聴」とカミングアウトする怖さ

僕は、「難聴」とカミングアウトしたことで、仲良くしてくれた人が腫れ物にさわるようにガラッと態度を変えられたり、話をしてくれなくなったりという経験をこれまで数回してきました。

 

何か障害を持つことで、「差別」を受けるケースは少なくありません。

 

片耳難聴の僕の場合、人と会話することが普通に出来るのでカミングアウトすると一様に驚かれます。聞こえていると思われているんです。

 

社会人になってからは少なくなりましたが、やはりカミングアウトすると差別的な扱いをされることはあります。

・一人だけイヤホンを渡されない(片耳聞こえないんでしょ?と言われる)

・今まで普通にこなしていた仕事が、急に「これはできないよね?」と他の人に回される

露骨に言われることもありましたが、 障害者ってこういう風に社会から見られているんだと感じさせられた瞬間です。

 

どの障害を持っているにしろ、「自分がこの障害を持っている」とカミングアウトすることは勇気がいることです。ましてや、子供の頃は大人の何倍も勇気が必要です。

この恐怖は、何歳になっても頭をよぎってしまいます。

 

難聴者として生活上で望むこと

僕は難聴になってからは少しづつ自分自身と会話する時間を作ることで、自分の弱点だと感じていた難聴を受け入れ、他者に打ち明けてきました。

 

僕は「聴覚障害」がありますが、特別扱いを望んでいるのではありません。
もちろん、不便をかけてしまうことはありますし、難聴の場合は大きな声で話してくれるとありがたいのは間違ありません。

でも一番は、

健常者と同じように接してほしい

 

これが一番の願いです。

 

どんな障害がある人に出会っても、他の方と出会った時のように普通に接してもらえることが何よりも嬉しいのです。